ロシアのプーチン大統領は3日、訪問先の中国・北京で会見しウクライナとの和平交渉について「ゼレンスキー大統領がモスクワに来るなら会談は可能だ」と述べました。
プーチン大統領:
ゼレンスキー大統領がモスクワに来るなら会談は可能だ。前向きな成果が見込めるなら会談は可能だ。拒んだことは一度もない。
プーチン大統領はこうした発言で、ウクライナとの和平交渉に前向きな姿勢を改めて強調しました。
一方で、ウクライナの安全保障にはロシアも関与すべきだと主張し、「安全の保証と領土を交換する議論は一度も行われていない」と述べ、現在、占領しているウクライナの領土を返還しない考えを示しました。
さらに、前線ではロシア軍が優勢で、ウクライナ軍は防衛に徹していると強調し軍事的手段による解決も可能だと述べています。
また、4日間に及ぶ中国訪問については「非常に前向きだ」と評価し、天然ガスの供給拡大で合意したことに触れて、両国の緊密な関係を改めて示しました。