尾道市で特産品のイチジクの収穫が最盛期を迎えています。
尾道市は県内一のイチジクの産地で、およそ240軒の農家が主に「蓬莱柿」と呼ばれる品種を栽培しています。
蓬莱柿は、やわらかな食感と強い甘み、それに、まろやかな風味が特長です。
海に近い浦崎町の畑では、太陽の光をたっぷり浴びて、赤紫に色づいた実を農家が一つずつ丁寧に収穫していました。
【毛利祥子記者】
「採れたてのいちじくをいただきます。濃い甘みの中に酸味があってとてもおいしいです」
今年は夏の気温が高く雨が少なかったため、生育が1週間ほど遅れましたが、出来は上々で、去年を上回る185トンの出荷が見込まれています。
【JA尾道市いちじく部会・高橋泰登部会長】
「最高のいい味が出ております。30分、1時間くらい冷やして生でお召し上がりいただきたいと思います」
収穫は10月まで続き、県内を中心に関西方面などに出荷されるということです。