福山市は3日、市の公式ホームページで土地登記簿に含まれる約440件の個人情報が漏洩したと発表しました。
市は、今月1日愛媛県の弓削商船高専が所有する練習船の体験乗船イベントの参加募集を市の公式ホームページで行い、応募に使う往復はがきの書き方をエクセルファイルで掲載。ファイルには土地登記簿の情報があり個人情報が漏れたということです。
登記簿は非表示設定になっていましたが、2日午後、市民から「住所等が見えている」と市に連絡があり情報の漏洩が発覚。市は、事案の発覚後、ファイルをPDFデータに差し替えてホームページ上に掲載し直しました。
漏洩したのは197の個人・法人が所有していた438の土地の情報で、市は、該当する人に個別に連絡をするとしています。
市によりますとホームページに掲載したエクセルファイルは、以前作成されたものでファイルに登記簿の情報が含まれていたことに担当の職員が気づいていなかったということです。
市は「今後はホームページ掲載前にダブルチェックをして再発防止に取り組む」としています。