多くの小中学校で2学期が始まった。夏休み明けに増える傾向にあるのが不登校だ。
こうしたなか大分県臼杵市内全ての、合わせて18の小中学校で、2025年度から始まったのが「リラックス・スタート」という取り組みである。
詳しく取材した。

午前中で授業終了、中学校では部活動も行わない「リラックス・スタート」
臼杵市内の小中学校で始まった「リラックス・スタート」。
2学期のスタートとなる今週は授業を午前中で終了。中学校では原則、部活動も行わないとしている。
野津小学校でも27日、子供たちは給食を食べると午後1時過ぎには下校していった。
この取り組みについて児童に聞くと「嬉しさもあるし、心に余裕を持てる感じもあるので、スムーズに始められるかなと」と話した。

「リラックス・スタート」により先生の事務の時間確保も
ーー野津小学校 板井悟校長
「児童が昨年より落ち着いているなというのは感じています。子供が帰った後、先生は十分、事務の時間を確保することができてとても有意義に使っています」
県教委によると、県内で2023年不登校になった小学生は1000人あたり18.8人で、特に夏休み明けに不登校になる子供が増える傾向があるという。
臼杵市では、子供たちに生活リズムを整えてもらおうとこの取り組みを始めた。
ーー臼杵市教育委員会新名敦学校教育課長
「少しでも子供の不安を軽くして子供がリラックスしてスタートできるようにとの思いから始めた」

大分市では2024年度から「スロースタートプログラム」を導入
また、夏休み明けは宿題の確認などで忙しい教師の負担を軽減する狙いもあるということで、今後、効果を検証し1学期のスタート時にも導入を検討したいとしている。
同様の取り組みは日田市でも2025年度から始まっていて、市内の小中学校、合わせて30校では今週いっぱいは授業は午前中までとしている。
また、大分市で2024年度から市内の小中学校、約9割で始まったのが「スロースタートプログラム」という取り組みだ。
これは小学校から中学校に進学する際のいわゆる「中1ギャップ」などをなくすために始めた。
小学校から中学校の全学年で夏休み明けなど各学期の最初の1、2週間の授業は6時間目を行わず5時間目までとしている。
時間も50分から45分に短縮したりするなど、放課後に余裕を作ることで新しい友達と遊んだりして、人間関係を作りやすくしているという。

大分市では9年ぶりに、不登校の子供の数が前年度より減少
また、部活動の入部を5月の上旬以降に遅らせる学校もあるという。大分市では、2023年度、小中学生合わせて1665人の不登校の子供がいたが、2024年度は41人少ない1624人まで減少。
前の年度から減少したのは9年ぶりのことだという。
