石破首相は、来日したインドのモディ首相との会談に29日夜、臨みます。
石破首相:
私たちの間には、大きな発展の可能性が広がっております。インド政府とともに、私ども日本政府もその歩みを着実に後押しをしてまいります。
石破首相とモディ首相が揃って出席した経済イベントに続いて29日夜に首相官邸で行われる首脳会談では、安全保障や経済、人材交流など幅広い分野で協力を確認する方針です。
また、日本がインドに対し、今後10年をめどに10兆円の民間投資を行う目標を打ち出すほか、インドからITや介護分野の人材を5万人受け入れ、5年間で50万人以上の人材交流を目指す考えで一致するものとみられます。
石破首相は30日、モディ首相とともに東北新幹線に乗車して宮城県を訪問する予定で、大の鉄道ファンである石破首相自ら新幹線技術のトップセールスに乗り出す考えです。
青井実キャスター:
柳澤さん、日印の首脳会談がこのあと行われますが、まずどこに注目しますか?
SPキャスター・柳澤秀夫氏:
日本とインドの関係は極めて良好だといえると思うんですよ。むしろ、インドとアメリカのトランプ大統領の関係がちょっと不仲になっているのが気になるんです。日本はそういう中でどういう役回りをするのかと。
インドはロシアから油を購入しているため、アメリカのトランプ大統領が怒って50%の関税をかけるという状況になっています。
日本とインドを見ると、日本・アメリカ・オーストラリア・インドで「クアッド」を形成しています。これはあくまでも中国を念頭に置いた枠組みといえます。
インドと中国の関係は、国境問題もありましたが改善の兆しがあるという状況。ロシアとの関係は軍事協力などもあり良好ということです。
SPキャスター・柳澤秀夫氏:
中国にとってみると、インドが近づいてくれるのはアメリカをけん制する意味で助かるわけです。ところが、インドがアメリカと関係が悪くなっているため、「クアッド」という枠組みは本当は中国を意識して作った枠組みなんですが、もし中国にインドがよっていってしまったら機能しなくなってしまうという、そこが一番の懸念材料ですよね。
青井実キャスター:
モディ首相はこのあと中国に行くんですよね。この辺り何が話し合われるかですよね?
SPキャスター・柳澤秀夫氏:
これもアメリカを念頭に置きながら、トランプ大統領がイライラするようなことをモディ首相がやっているのではと。トランプ大統領がモディ首相に電話したけど電話に出なかったという話もあるわけですからね。これからどうなるか注目です。