広島市南区の40代女性が「神奈川県警」を名乗る男にビデオ電話で金を振り込むよう要求され、約1000万円をだまし取られました。
警察によりますと、8月20日、広島市南区に住む40代の無職の女性の自宅に「日本郵便の職員」を名乗る男から電話があり、「あなた宛てのレターパックに400万円が入っていたので神奈川県警に電話を転送する」と言われました。
電話には「神奈川県警」を名乗る男があらわれ、「犯人が、あなた宛てに謝礼として400万円を送ったと言っている」「あなたの口座を調べる必要がある」「LINEのビデオ通話で通帳を見せて」と言われ、女性は、指示されるままビデオ通話で通帳の預金残高を見せました。
すると、今度は、「金融庁で調べる必要があるので指定した口座にお金を振り込んで」と要求され、女性は、インターネットバンキングで2回にわたり、預金残高の大半の総額997万円5000円を振り込んだということです。
女性は金を振り込んだ直後に不安になって警察に通報し、被害が発覚しました。
今年、県内の特殊詐欺の被害額は7月末時点で、約12億3000万円で、去年1年間の被害額を超え、過去最悪のペースで推移しています。
特に警察官をかたる詐欺が増えていて、県警は、「警察がビデオ通話で連絡したり、お金の振り込みを要求したりすることなない」と注意を呼びかけています。