例年9月から始まるコシヒカリの収穫が富山県内ですでに始まっています。
しかし、この暑さと雨の少なさで、コメの品質に影響が出ています。
約120ヘクタールの田んぼを管理する高岡市の農業法人。
26日から、コシヒカリの収穫を始めました。
猛暑のため、例年より1週間早い収穫です。
28日は収穫したコシヒカリのもみ殻をとり、出荷できるかどうかの選別作業を行いました。
*久保田ファーム紅農友会 後藤大河さん
「今年は例年かそれよりもう少し高温障害の出ている玄米が多い」
通常の玄米と比べて、白く濁った状態のコメ。
これは高温障害によるものだといいます。
*久保田ファーム紅農友会 後藤大河さん
「雨も7月降らず、ちょうど水分や栄養が必要な時期に雨がなかった。本来であれば透明だが、白く濁った状態に」
猛暑日が続く近年は、高温障害の玄米が以前の1.5倍ほどに増えているといいます。
雨が少なかった先月は普段より水位の管理を徹底し、粒の大きさは例年通りに育ちました。
*久保田ファーム紅農友会 後藤大河さん
「雨が降らない状態が続き(品質が)とても心配だったが、思っていたよりはよかった。ほっとした」
早ければ来週にも県内のスーパーに並ぶということです。
一方、砺波市の山あいにある栴檀山地区の田んぼ。
葉先が枯れて、変色している稲もありました。
砺波市で先月、平年の7.7%しか雨が降らず、今月6日には市の給水車が出動しました。
しかし、水が届かなかったコシヒカリの一部の稲に被害が出ました。
*吉田和博さん
「田んぼの3分の1くらいは収穫できるけれどここは収穫できない」
同じ田んぼでも稲の生育に差が出ています。
*吉田和博さん
「そこが(田んぼに)水が入る場所。どうにか水がはるところは稲の穂がなっているけれど、ここから向こうは稲の穂が垂れていない」
こちらの田んぼではあと3週間ほどで収穫の時期を迎えます。
先月の給水や今月の雨で用水路の入口に近い場所では稲に穂が実り、色づき始めていますが、用水路から離れた場所では稲の先が枯れたままです。
*吉田和博さん
「もう半月したら稲刈らなくちゃいけないのに、これはもう実らない」
Q.今年の夏はどう?
*吉田和博さん
「暑かっただけ。田んぼには非常に悪い状態。こんな年はあんまりなかった」