富山県が進める県立高校再編について県民の声を聞く意見交換会が高岡市で開かれました。
30日の富山市での開催に続き高岡市で開かれた意見交換会には、高校生や保護者、学校関係者など50人あまりが参加しました。
そして、県側から480人規模の大規模校を富山市に1校、中規模校が県東部に9校、西部に6校、小規模校はそれぞれ2校ずつの20校を配置するなど今月中旬にとりまとめた高校再編の実施方針の素案について、説明されました。
出席者からは大規模校について多様な生徒が集まり、様々な価値観に出合えるといった賛成意見の一方で、不安視する声も上がっていました。
*参加者は
「大規模校には魅力はあるが、人口減の中で本当にやるべきことなのかと感じている」
「交通の便が悪いところに住んでいる人はいい学校があったとしても通うことにちゅうちょしてしまう」
「バランスよく(学校を)配置してもらわないとかえって選択肢が減ってしまう」
「お願いはスケジュールありきで絶対に進めないで」
県はこうした意見と県議会9月定例会での議論を踏まえ、10月を目途に高校再編の実施方針を策定することにしています。