前畑弾薬庫の移転先の施設配置案について28日、防衛省は日米合同委員会で合意したと発表しました。
佐世保市 宮島大典 市長
「本日、日米合同委員会が開催され、前畑弾薬庫の移転返還に関し」「移設先となる針尾島弾薬集積所における施設の配置案について合意が得られた旨の発表があった」
佐世保市前畑町の弾薬庫をめぐっては、場所が住宅地に近いことなどから、市が半世紀以上前から移転を求めていました。
2011年に日米両政府は弾薬庫を針尾島弾薬集積所に統合し、日本に土地を返還することで基本合意していましたが、施設配置案の承認が下りず、調整が続いていました。
佐世保市 宮島 大典 市長
「ようやく大きな一歩が築かれたと大変安ど感を持つと同時に、長年の念願が大きく動き出すと期待感を持っている」
施設配置案では、埋め立てやふ頭の設置なども計画されています。
市は国と連携をはかりながら、前畑弾薬庫の一日も早い移転・返還の実現を目指すとしています。