警察官や検事を名乗る男らに現金の振込を要求された松江市の60代の男性が2025年8月合わせて800万円をだまし取られる特殊詐欺の被害にあったことがわかりました。
特殊詐欺の被害にあったのは松江市に住む60代の男性です。
松江警察署によりますと2025年7月30日、被害者の男性宅の固定電話に大手通信事業者を名乗る男から「神奈川県で不正に契約されたあなた名義の携帯電話が犯罪に使用されており利用料金が未払いなのでこのままだと利用停止にする」といった内容の電話がありました。
続けて、神奈川県警の警察官や検事を名乗る男らから電話がありお金の動きを調べるため全財産を指定する口座に現金を振り込むよう要求されました。
被害者の男性は身に覚えがありませんでしたが、無実を証明しようと8月4日から7日の間合わせて4回に渡り合わせて800万円を指定された口座に振込み騙し取られました。
その後、インターネットで同じような被害を見た男性が詐欺に気が付き警察に相談したということです。
警察は、警察や検察が捜査等の名目でお金を要求することはなく「あなたが捜査対象となっている」などと電話があった場合は一旦電話を切り最寄りの警察に相談してほしいと呼びかけています