2025年3月に熊本市で警察官などになりすまし、現金2380万円をだまし取った「電話で『お金』詐欺」の疑いで、マレーシア国籍の男が逮捕された。
「紙幣番号を調査する」と嘘の電話
詐欺の疑いで逮捕されたのは、マレーシア国籍で住所不定・無職のクエイ・カイ・ヤン容疑者（26）。
警察によると、クエイ容疑者は仲間と共謀し、2025年3月に熊本・合志市に住む81歳の女性に、警察官などになりすまし「法務調査のため紙幣番号を調査するので、現金を預けてもらう」などと、嘘の電話をかけた。
女性は現金を熊本市のコンビニの駐車場に紙袋に入れて、置くように指示され、犯人らと接触することなく、2380万円をだまし取られたという。
その後、不審に思った女性が警察に通報。警察は現金を受け取りに来たクエイ容疑者を現場周辺の防犯カメラなどから特定し、8月25日に逮捕した。
「捜査に支障がある」認否明らかにせず
警察はクエイ容疑者の認否について捜査に支障があるとして、明らかにしていない。クエイ容疑者は鹿児島県で同様の詐欺事件の受け子役で逮捕されていたという。
熊本北合志警察署では、電話で『お金』に関する話がでたら詐欺を疑い、すぐに警察や家族に相談してほしいと呼びかけている。
（テレビ熊本）
