職場で注意したい、デスクワークによる不調です。肩こりや眼精疲労などの不調を防ごうと、仙台市青葉区の企業では作業療法士によるワークショップが開かれました。環境を変える少しの工夫で、悩みの改善につながるかもしれません。
記者リポート
「青葉区のこちらの会社では、従業員のほとんどが8時間以上座って仕事をしています。デスクワークによる頭痛や肩こりといった不調は深刻な課題です」
この会社では従業員の健康維持のため、おととしから作業療法士を招いたワークショップを開いています。
毎朝、体操も取り入れ、半数の従業員が運動の成果の指標である「骨格筋率」が上がるなど一定の効果が出ています。
こんな意見も…。
従業員
「肩こりが長年続いているというか、改善できるのか効果的な方法を知りたい」
作業療法士からは設備をデスクから遠い場所にあえて置き、自然に体を動かす環境作りなどが提案されました。
従業員
「朝礼の時に運動をみんなでできているが、継続していきたいのと、きょう話が出たように、もう少し運動量増やしていけたら」
作業療法士 佐藤里美さん
「30分以上同じ姿勢を取り続けると筋肉が硬くなってしまって、どうしても血流が悪くなり痛みにつながってしまう。なるべくこまめに動いてもらうのが一番の対策になる」
この会社では、健康づくりに向けた取り組みを、さらに進めていきたいとしています。