食と芸術、2つの秋を同時に楽しむことができます。
27日、長崎市内のホテルで県美術館とコラボレーションしたアフタヌーンティーがお披露目されました。
「九州一美しい」と自信をのぞかせるにふさわしい完成度です。
KTN記者
「真上から見ると料理とスイーツが円を描いていますが、視点を変えるとこんなに立体的な盛り付けなんです。これは県美術館のホールを表していて、料理とスイーツは美術品に見立てられています。とても甘い香りで見ているだけで心が浮きたちます」
長崎市の長崎マリオットホテルで27日お披露目されたアフタヌーンティー「ザ ミュージアム」です。
オープン20周年を迎えた県美術館とコラボレーションして制作しました。
テーマは「九州一美しいアフタヌーンティー」
料理やスイーツは県美術館の建物や収蔵品からイメージを得ていて、強みのスペイン美術にちなんだスペインの食材や秋に旬を迎える果物などが使われています。
KTN記者
「こちらのサンドイッチは長崎びいどろのアート作品から着想を得ています。紫の粒状のゼリーの色と質感がびいどろを表しています。巻かれたキュウリが美しいです」「いろんな食感を楽しめます。中はタマゴとカニが入っています。ゼリーをかむとアゴだしの香りが広がります。味わいもアーティスティックなおいしさです」
こちらのショコラの表面は、長崎くんちでにぎわう街並みを描いた絵画をイメージしていて、中には「そのぎ茶」のガナッシュが入っています。
大小無数の輪で「水蒸気」を表した鉄の彫刻は竹炭を練りこんだ生地を油で揚げたときに生じる「穴」で表現しました。
料理とスイーツはあわせて13種類。
何をモチーフにしているか、探りながら食べる楽しみがあります。
ドリンクは紅茶を中心に20種類あり、料理やスイーツにあわせて好きなものを好きなだけ飲むことができます。
料金は1人6000円。
県美術館の招待券がついていて、アフタヌーンティーのあと、実際の作品を鑑賞することができます。
「ザ ミュージアム」は9月1日から期間限定で提供されます。