福島県郡山市の山あいで起きた強盗傷害事件。逮捕されたのは近くに住む39歳の男だった。容疑者の自宅は、被害に遭った男性の自宅から200メートル程しか離れていない場所で、付近の住民には驚きと困惑が広がっている。

容疑者は現場近くに住む男
8月26日夜、警察が付近の道路に規制線を張り、家宅捜索を行った郡山市西田町の住宅。強盗傷害などの疑いで逮捕されたのは、この家に住む無職の39歳の男。

警察によると、容疑者は8月23日、90代男性の家に侵入。拳銃のようなものを突きつけ、頭を殴るなどしてケガをさせ、現金約3万円を奪った疑いが持たれている。
周辺の住民も驚きと困惑
容疑者の自宅と、被害を受けた男性の自宅との距離はわずか200メートル。周辺の住民には、驚きと困惑が広がっている。

「こんなに近いと、よりビックリする。関東の方だと闇バイトでというのが多かったbので、意外と身近だなと思いながら、近くの人だったので、それはそれで逆に怖かった」「近くに犯人がいたなんて。こちらもなんか辛い。なんでこうなってしまったのか…その前に手はなかったのか」「ビックリした。まさかあそこの子が、そんなことやるとは思わない。恐ろしいことだ」と驚きを隠せない。
見守りカメラが逮捕の決め手
捜査関係者によると、逮捕の決め手となった一つが、男性の自宅に設置されていた防犯カメラ。容疑者とみられる男が、男性を殴る様子が撮影されていたということだ。

「暴力をふるってお金を奪った。お金が欲しくてやった」調べに対して容疑を認めている容疑者。犯行に使われたのはモデルガンとみられている。
被害男性との間に面識や接点はあったのか。警察は8月28日に容疑者を送検し、調べを進める方針だ。
(福島テレビ)