広島と長崎の市長が石破総理に対して、来年開かれる核兵器禁止条約再検討会議へのオブザーバー参加と条約への署名・批准を求めました。
広島市の松井市長と長崎市の鈴木市長は総理官邸を訪れ、石破総理に要請文を提出しました。
要請文では、不安定な国際情勢に触れ核保有国が繰り返し核兵器使用の威嚇を続けていることは、「核抑止論の破綻」を示していると指摘。
その上で改めて日本政府に対し、来年11月に開かれる「核兵器禁止条約第1回再検討会議」に唯一の戦争被爆国としてオブザーバー参加することや、条約に署名・批准することを求めました。
【広島市・松井一実市長】
「NPTを補強する、あるいは礎を作るための(核兵器)禁止条約だから、それについての議論がどうなるかをきちっとウオッチする、オブザーブするということは、戦争被爆国・日本として世界の国から納得してもらえる対応ではないか」