小中学校に通う児童・生徒の数が過去最少を更新しました。
小学生は36年連続で過去最少更新となります。
文科省が全国の国公私立の幼稚園から高校、特別支援学校などを対象に行った学校基本調査(速報値)によりますと、2025年5月時点で、小学生と中学生の数は過去最少となりました。
小学生は581万2000人で2024年度より12万9000人減り、中学生は310万5000人で2024年度より3万6000人減りました。
小学生は36年連続で過去最少を更新していて、少子化の影響があるとみられます。
幼稚園に通う児童についても2024年度より6万8000人減りましたが、幼保連携型認定こども園は、2024年度より1万8000人増え87万6000人で、過去最多となりました。
文科省は「共働き世帯が増えていることから預かり時間がより長い幼保連携型認定こども園を選ぶ家庭が増えているのではないか」とコメントしています。
また、特別支援学校に通う児童生徒の数は約15万9000人で前年度から約3800人増え、過去最多となりました。
特別支援学校に通う児童生徒の数は、特別支援学校ができた2007年度以降、増え続けています。
文科省は「障害に対する理解が深まり、特別支援学校を選ぶ家庭が増えているのではないか」と分析しています。