北海道函館市の函館漁港で、8月26日、毒性の強い「赤潮」が確認されました。
8月25日午前9時ごろ、漁協の職員が海水の着色に気付き、着色は船場一帯に広がっていました。
海水は函館水産試験場に持ち込まれ、検査の結果、プランクトン「カレニア・ミキモトイ」による赤潮と確認されました。
分析では、1ミリリットルあたり1600細胞が検出されました。
「カレニア・ミキモトイ」は魚や貝類に強い毒性を持ち、貝類では50細胞/ml、魚類では500細胞/mlで被害が生じる可能性がありますが、現時点で漁業被害は確認されていません。
北海道で2025年に「カレニア・ミキモトイ」による赤潮が確認されるのは初めてです。
北海道は関係機関に注意を呼びかけ、今後も状況を注視するとしています。