次世代のロールモデル事業を見いだす、日本スタートアップ大賞の授賞式が行われました。
ドローンやロボットなど、会場に並ぶのは最先端の技術やサービスです。
26日、首相官邸で行われた日本スタートアップ大賞の授賞式。
政府が、次世代のロールモデルとなるようなインパクトのある新事業を生み出した起業家やスタートアップを表彰する制度で、2025年で9回目です。
過去にはメルカリやスマートニュースも受賞しています。
石破首相:
皆さまの取り組みの後押しを全力でいたしてまいりたい。
大賞に選ばれたのは、「ロボットの活用範囲を広げる」をテーマに、遠隔操作や人工知能ロボットの開発などを行うテレイグジスタンス株式会社。
すでにコンビニの商品陳列や物流施設での荷物の積み降ろしなど、生活インフラを担う企業に向けロボットの労働力を提供。
製造業以外の産業に導入することで、全ての人にロボットの恩恵を届けたいといいます。
Telexistence Inc.代表取締役兼共同創業者・富岡仁さん:
2030年までに(日本のコンビニ)全店に入れにいくというのは一番の目標。人型のロボットを今開発し始めていまして、それが次の大きな先の目標になります。
優秀賞には、自動運転サービスなど近距離移動のプラットホームを提案するウィル株式会社。
他にも、防衛大臣賞や文部科学大臣賞など合わせて10社が受賞しました。
経産省イノベーション・環境局長 菊川人吾さん:
(スタートアップは)日本経済をある種、引っ張るぐらいの一大産業になってきている。日本の産業の競争力を強くしていく上での非常に重要なセクターとして期待しています。