アメリカの道路交通安全局は、ホンダがアメリカ国内で販売した約140万台について、エンジンに不具合の恐れがあるとして予備調査を始めました。
道路交通安全局によりますと、対象となるのはホンダの3.5リットルV6エンジンを搭載した5つの車種です。
具体的には、アメリカ国内で販売された「アキュラ」の2018年~20年型「TLX」と16年~20年型「MDX」のほか、ホンダブランドでは16年から20年型の「パイロット」、18年から20年型の「オデッセイ」や17年から19年型の「リッジライン」が対象で、あわせて141万台あまりにのぼります。
調査のきっかけとなっているのは、エンジンの「コネクティング・ロッド・ベアリング」と呼ばれる部品の不具合です。
これまでに、この不具合によるエンジン故障の報告が約3000件寄せられていて、そのうち7件は衝突や火災が発生していますが、けが人はいませんでした。
ホンダは「道路交通安全局と連絡を取り合い、調査に協力している」とコメントしています。