自身の学歴詐称問題に揺れる伊東市の田久保眞紀 市長は8月26日に自身のSNSを更新し、前日に市議会9月定例会が告示されたことを受け「9月議会では令和6年度に行った市の事業や施策については今後の市政の改善に繋げる為、内容について鋭意改革していきたいと考えます」と記しました。
また、自身の投稿に対する返信の中で「令和6年度の事業は前市長時代の予算で執行されたものですから、市政を改革する立場の目線で決算を見て参ります」と投稿し、改めて前市長への敵愾心をあらわにしています。
一方、伊東市議会では毎年9月定例会で前年度の一般会計・特別会計・公営企業会計の決算について認定しているものの、田久保市長の学歴詐称問題に端を発して、事務手続きについて調査している百条委員会からの報告を受け、議会側が市長を刑事告発する方針を固めていることから、決算審議は12月定例会に先送りされる見通しです。
田久保市長は今回の投稿の返信の中で「一般論としては、市長が不慮の事情(事故や病気等)や何らかの事情によって不在になった場合であっても、行政が支障なく機能して市民生活に影響を及ぼさないような仕組み作りは重要だと考えます。いわゆる危機管理の面から、今回の問題については課題として重く受け止め早急に調査・検討し、行財政改革としての改善策を打ち出さなくてはならないと思います」とも記載していますが、9月定例会には市長の不在時に指揮を執る副市長や教育長の選任案も提出されません。