鶏肉の一貫生産を行う岩手県二戸市の食品メーカーが8月26日、工場見学や給食を通じて地元の児童たちと交流しました。
二戸市の十文字チキンカンパニーでは、児童たちに地元の産業や食への理解を深めてもらおうと、今回初めて工場の見学会を企画しました。
26日は地元の仁左平小学校の全校児童26人が見学に訪れました。
児童たちは衛生管理が徹底された工場内で、1日に約4万3000羽が解体・加工されるという説明を聞きながら、鶏肉がムネやモモなどに切り分けられる流れを見学していました。
見学の後、工場の関係者との給食の時間には十文字チキンカンパニーの鶏肉が提供されました。
生産の現場を学習した後に実際に食べてみることで、児童たちは命を食べることの大切さも学んでいました。
児童からは「当たり前だと思わずに、命に感謝して食べたいと思った」「鶏肉やつくってくれる人に、すごくありがたいなと思った」といった声が聞かれました。
十文字チキンカンパニーでは今後、久慈市と八幡平市の工場でも見学会を開くことにしています。