「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から23年前の8月、広島県警サッカーチームと暴走族少年らで結成するサッカーチームが交流試合を行いました。
広島市西区で開かれたサッカーの試合には、現役の暴走族少年など11人と広島県警の機動隊員など20人が参加しました。
暴走族少年サッカーチームは、暴走族をやめさせる活動をサポートするボランティアが中心となり、7月に結成されました。
【少年チーム監督 少年警察協助員・吉川水貴さん】
「夜うろうろ遊ぶよりは、いい汗流そうやということで始めた」
試合は少年側からの要望で実現したもので広島県警では初めての試みでした。
少年たちの中にはサッカー経験者が多いということもあって白熱した試合展開に…!
結果は、広島県リーグ2部所属の県警サッカーチームがやはり、8対3という大差をつけて勝利しました。
【県警チーム】
「若いですから、練習すればどんどん上手になると思う」
【少年】
「楽しかった。もう1回やって勝ちたい」
「制服着て会うのはいやだけど、こういう場ではいやじゃない」
この活動によって実際に暴走族から抜けたり、抜けないまでも集会に顔を出さなくなった少年もいたそうです。