岩手県盛岡市の印判・印章類の製造販売業「銀章堂」が2025年8月22日付で事業を停止し破産申請の準備に入ったことが分かりました。
負債総額は、現時点で1億円を超えるとみられています。
東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、「銀章堂」は1938年8月に創業し、1966年9月に法人改組しました。
盛岡市に本社兼店舗を構えていたほか、岩手県内外の大型商業施設に出店し業績を拡大。
2008年8月期には売上高1億6870万円を計上しました。
しかし、ハンコの需要低下や新型コロナウイルスの影響を受け、来店客数は減少。
2020年8月期以降の売上高は1億5000万円を下回っており、収益性も悪化していました。
2024年8月期の売上高は1億229万円にまで落ち込むなど、事業好転の兆しはなく、今回の措置に至ったということです。