19日からの秋田県仙北市などの記録的な大雨による被害が明らかになってきました。県の災害対策本部会議で、住宅への浸水被害が62棟に増えたほか、能代市の悪戸川など、5つの河川でも氾濫していたことが新たに分かりました。

22日の災害対策本部会議には、台湾のトップセールスから戻ってきた鈴木知事が初めて出席し、記録的な大雨で明らかになってきた被害の内容が報告されました。

これまで氾濫した河川は、仙北市の桧木内川の1河川でしたが、能代市を流れる悪戸川や北秋田市を流れる魔当川など、5つの河川でも氾濫していたことが新たに判明しました。

また、こうした河川の氾濫などの影響で住宅の浸水被害も大幅に増えました。仙北市や北秋田市などのほか、新たに能代市など合わせて6つの市と村で浸水被害が起きていて、床上浸水が21棟、床下浸水が41棟の合わせて62棟となります。

鈴木知事は、報道陣から「どのような支援を重点的に行うのか」を問われ、「まずは被害の全容を把握した上で、現時点で住家・非住家、それから農地に対して、様々な被害が発生しているので、大雨被害はもう4年連続になりますから、これまでの経験も踏まえながら適切な支援をしていきたい」と述べました。

農業関連は、稲や大豆・ソバなどで被害が確認されていますが、被害額は現在調査中です。鈴木知事は24日に仙北市に入り、河川や農地などの被災現場を視察する予定です。

秋田テレビ
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