秋田県横手市でビールの原料となるホップが盛んに収穫されています。7月に雨が少なかったためやや小ぶりなものの、生産者は品質に太鼓判を押します。
横手市でビールの原料となるホップが収穫の時期を迎えました。市内では30~80代までの20戸の農家がホップを栽培していて、大雄ホップ農業協同組合では、17日から地区の主力品種「IBUKI(イブキ)」の収穫が始まりました。
ことしのホップは7月に雨が少なかったためやや小ぶりですが、生産者は品質に太鼓判を押します。農家はリフトに乗って、高さ5メートルほどに成長したホップのつるを手際よく収穫していました。
ホップはつるや葉を取り除き、約15時間乾燥させた後、大手ビールメーカー「キリン」に出荷されます。
ホップ農家・小棚木裕也さん:
「香りもちゃんとしているので良いホップになった。気候に負けないような力強さやしぶとさ、しなり強さがことしのホップには出ている。横手の愛情がたっぷりと詰まっているので、みなさんいっぱいビールを飲んでください」
市内のホップの収穫は8月いっぱい続き、大雄ホップ農協は今シーズン、約30トンの出荷を目指しています。