蔵王町の遠刈田温泉で行われた仮装盆踊り。参加した人たちは、思い思いの衣装を着て暑い夏の夜を満喫しました。
アニメ「鬼滅の刃」に…地元の観光PRキャラクター「ざおうさま」。
8月15日、蔵王町の遠刈田温泉では、夏の恒例行事、仮装盆踊り大会が開かれ、県内外から約200人以上が参加しました。
温泉街が一体となるこの仮装盆踊り。歴史は古く、今回で110回目となります。町によりますと、起源は諸説あるそうですが、家内安全、無病息災を願う祭りとして大正時代に始まり、その後、1950年代から観光客を楽しませる目的で、仮装が加わったと言われています。
仮装盆踊りでは、仮装、踊りの2つの項目で審査も行われます。優勝したチームには、10万円の賞金が授与されるとあって、参加した皆さん、気合十分です!
参加した人は
「暑いじゃないですか、暑いんで、ちょっとでも皆さんに涼しい感じを。涼しく見えないかもしれないけど、涼しい感じを出したい。こだわっているポイントは、この顔の白塗り」
参加した人たちは、おはやしのリズムにあわせて、自分たちの仮装をアピール。沿道に集まった人たちも一緒に踊りながら、年に一度の”お祭り”を楽しんでいました。
見物客は
「年に一回、町もにぎやかになるし、家族みんなで楽しめて地域の方とも触れ合えるので、とても楽しみにしている行事ですね」
「見たことないですね。初めて見ました」
「おもろい。とにかく面白いです!とにかくこの踊りっすよ!」
盆踊りを支える人たちも必死です。仮装の熱量に負けないよう太鼓や笛の演奏で会場を盛り上げました。
地元の人も、観光客も…、大人も、子供も…。温泉街は熱気に包まれました。
参加した人は
「上手に踊れたらなと思ってがんばりました。ちょっと大変だった」
「『バカ殿だ!』と手を振ってくれたり笑ってくれたりしてとても楽しかった」
「相変わらず楽しかったです。お客さんの表情もすごく笑ってくれたり、声を掛けてくれたり、そういうのがすごくうれしくて」