大阪の道頓堀で消防隊員2人が亡くなった火災で、ビル1階から出た火が、外壁の広告を伝って燃え広がった疑いがあることがわかりました。
【記者リポート】「午前10時過ぎです。警察と消防がブルーシートの中に入っていきます」
19日に続き22日も朝から現場検証が行われました。
8月18日、大阪市中央区のビル2棟が焼け、消防隊員の森貴志さん(55)と長友光成さん(22)が死亡しました。
火災が発生した瞬間の現場付近の防犯カメラの映像には、爆発音が聞こえ、その2分後に再び大きな音がして、で灰のようなものが落ちてくる様子も映っていました。
別のカメラの映像では、近くの飲食店から客が急いで避難する様子も映っています。
【防犯カメラに収録された避難を呼びかける声】「離れろ!離れろ!全員離れろ!」
警察などによると、西側にあるビルの1階から出た火が、外壁の広告を伝って上に燃え広がった疑いがあることがわかりました。
その後、隣接するビルの5階の窓ガラスが焼損し、内部に火が移って延焼したとみられるということです。
ビル1階の外側に設置された室外機周辺が激しく燃えていて、警察は室外機周辺が火元になった疑いもあるとみて調べています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年8月22日放送)