「航空業界の仕事に理解を深めて」。愛媛県松山市にある松山空港で２１日、将来の人材確保に向け、県内の高校生を対象にした仕事体験ツアーが開かれました。
高校生：
「４３５便にてご到着のお客様、お待たせいたしました」
館内アナウンスをしているのは高校生。松山空港で行われたのは高校生を対象にした仕事体験ツアー。愛媛県が空港で働く若い人材を確保しようと企画しました。
参加したのは航空業界に関心を持つ県内の高校生２３人。まず発火物などの持ち込みを防ぐ保安検査の仕組みや、搭乗手続きなどを行う旅客サービス業務の説明を受けたあと、実際に客室乗務員の制服を試着しました。
参加した高校３年生：
「グランドサービススタッフの仕事に興味があります。ずっと憧れていた服を着られて、とてもうれしいです」
また普段は立ち入れない駐機場で、飛行機を正しい位置に誘導する「マーシャリング」を間近で体感しました。
参加した高校３年生：
「（マーシャリングが）憧れです。（動きに）キレがありました。至近距離で飛行機を見て、いつも上から見るんですけど、大きさが違うなと思いました」
松山空港では国際線と国内線の路線の拡大を図っていて、愛媛県は空港で働く魅力を伝え、将来の人材確保につなげたいとしています。
９月は大学生を対象にした体験ツアーが行われる予定です。
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