愛媛有数の米所の宇和島市三間町で「新米フェア」が23日にスタートします。気になるのは出回り始めた新米の販売価格。道の駅では玄米30キロが1万9000円で販売され、去年の約1.5倍になっています。
地元の特産品などを販売する「道の駅みま」。8月8日から地元の特産品「みま米」を今年も販売し、22日も朝から米農家が早期米の新米を店頭に並べていました。
米農家・宮川晴夫さん:
「(新米を出し始めたのは)私はきのうから。今のところ上々。獲れ高も色んな人に聞くんだけど、普段としたら多めに穫れる」
米農家・川口貢さん:
「去年より(出来が)ええと思いますよ」
道の駅はオープンと同時に多くの人が訪れ、新米が次々に売れていきました。
大洲から訪れた男性:
「朝出てきました。これから帰って炊いて食べましょう。お米とサンマと大根おろしてね」
八幡浜から訪れた男性:
「横浜の娘のところに(送る)。孫が男の子が3人で大食いなので」
気になるのは新米の販売価格。この道の駅では税込で精米5キロが3900円。玄米が30キロで1万9000円。去年と比べ1.5倍ほど高くなっています。それでも…
地元の男性:
「例年よりは少し高いですかね。でもお米ってやっぱり(5キロ)4~5000円してもいいと思いますけどね」
「みちの駅みま」は今年、精米は20キロ、玄米は30キロまでの販売制限を設けていて、より多くの人に新米を楽しんでもらいたいとしています。
この一方で、農林水産省が20日に備蓄米の販売期限の延長を発表。米農家は「影響ないと思う。お客も味のええ方を買われるんじゃないか」と強気の見方を示しました。
「道の駅みま」では「新米フェア」が23日から開かれ、新米を使った弁当の販売やかまど炊き体験なども行われます。