日本維新の会の藤田共同代表が19日に会見し、自民・公明両党の連立政権に維新が加わることについて、慎重な姿勢を示した。
藤田氏は、「3年後に自民党が議席を取り戻すのは、かなり難度が高いというのが一般的な見方だ」としたうえで、この先5~6年の政治状況について「自民党を中心とした政治体制はかなり不安定だ」と指摘した。
維新については、「何をなし得るか、どこの党とどう連携をするかという一挙手一投足が国民の皆さんから見られる」との認識を示したうえで、「自民党に安易に取り込まれた政党は、数年以内にほぼほぼ全てなくなっている」と述べ、「5~6年のスパンで政治構造が変わっていく中、いっときの小さな存在感を示すために連立入りするというのは、我々が果たすべき役割ではない」と強調した。
さらに藤田氏は、「石破さんがダメだというつもりはないが、参院選で訴えた経済対策は我々の政策とは乖離している」とし、「その方針を覆えさずそのままの体制でやろうとしている政権と、何か協議をしたり一緒に手を携える可能性は極めて薄い」と述べ、連立政権入りに慎重な姿勢を示した。