国民民主党の玉木代表は19日の記者会見で、7月の参院選での与党の大敗について、「現時点において、石破首相だけではなくて、誰も何も代わっていない。それはちょっとどうなのか」と疑問を呈した。
また、玉木氏は、「主権者たる国民の思いの発露が選挙であるとすれば、その結果にどう向き合うのかというのは問われる。選挙結果は重く受け止めるべきだ」と強調した。
さらに、参院選の結果を踏まえて執行部を刷新した日本維新の会について、「目標議席よりも1議席多かったが、それでも一部の執行部は見直している」と指摘。石破政権について、「何もないということでは、なかなか理解が得られなくなるのではないか」との見方を示した。
一方、日本維新の会について、「連立まっしぐらという感じがする。基本的には、連立入りを前提とした色々な動きなのかと感じる」と述べた。
その上で、「政策実現していく色々な方策の1つとして連立はあると思うが、これまで否定していた方もいるし、今もいると思う」と指摘。「党内でどういう形で意見集約をしていくのか、注視していきたい」との考えを示した。
そして、「我々も色々な民意を得て議席を増やしている」と強調し、「仮に自民党、公明党、維新で連立ということになって、他の野党の意見が全く通らなくなると、また民意の反発を受ける形になる」と維新をけん制した。