障がいがある子どもたちが通う放課後デイサービス施設で職員が児童を手でたたくなどしたとして広島市は運営事業者の指定を3か月間取り消しました。
3カ月の指定取り消し処分を受けたのは広島市佐伯区城山の「わたっこクラブ」を運営する「綿の華」です。
この会社は広島市から障害児通所支援事業者として指定を受け放課後等デイサービス事業を運営しています。
広島市は、会社の代表者が児童のお尻を手で叩いたり、プロレス技をかけるなどの行為があったと確認。
「綿の華」を「人格尊重義務違反」で来月1日から3か月間指定の効力を停止し実質的な営業停止処分としました。
【株式会社綿の華・綿吉 護 代表】
「遊びの中で子供とのコミュニケーションの一環そういう形でやった。自分の至らない点もあったし、改善すべき点は改善していこうかなと思っているし(処分を)真摯に受け止めようと思っている」
また、この会社が運営する別の「放課後デイサービス施設」で常勤すべき児童発達支援の管理責任者を配置していなかったことも判明。
広島市はこの施設について指定取消し処分とし、広島市などはこれまでに支給した「サービス給付費」と「加算額」合わせておよそ4000万円の返還請求を行うということです。