大分県玖珠町に住む20代の女性が約86万円の架空料金請求詐欺の被害にあったことが分かりました。

警察によりますと7月27日、女性は副業サイトを閲覧しそのサイトに表示されたLINEアカウントを追加したところ、そのアカウントから「動画を見るだけで報酬がもらえる」などと説明を受け、報酬を受けとるためのアプリをインストールするよう指示されました。

女性は指定された動画をスクリーンショットして、その画像を送信したところ、アプリ上で報酬が確認出来ました。
その後、女性はテレグラムというメッセージアプリに誘導され、別の人物から「指定した暗号資産を購入することで高収入が得られる」などと言われ、女性は暗号資産を購入するためその人物から指定された口座にお金を振り込んだところ、そのアプリ上では暗号資産が購入でき、暗号資産を購入した報酬もアプリ上では確認することができ、実際に報酬を出金することも出来ました。

女性は、その後も指示された副業を続けていたところ「購入する暗号資産の銘柄を間違えたため損失分を払う必要がある」などと言われて損失分を請求されたり「タスクが完了していない。完了させるためにはお金を振り込むこと」などと言われ、合計6回にわたり指定された口座に約86万円を振り込み、だまし取られる被害にあったということです。

警察は「簡単に稼げる副業はありません。このような副業名目の架空料金請求詐欺では、身分証等のデータを送るよう指示され、それを悪用されたり、身分証の住所や氏名を元に脅されてしまい、さらにお金を要求されたりすることもあります。決して、SNSなどで身分証を送るようなことはしないように気を付けて下さい」と注意を呼び掛けています。

テレビ大分
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