2025年に生誕120年を迎えた児童文学作家・椋鳩十の作品に触れてもらおうと、鹿児島市で臨場感あふれる朗読コンサートが開かれ、観客を魅了しました。
「ぐっと急角度に方向を変えると、その広い沼地のずっと西側の端に着陸しました」
椋鳩十は動物の生きる姿を通して命の尊さを訴えた児童文学作家で、2025年で生誕120年を迎えます。
これにあわせて開かれた朗読コンサートでは、現在の湧水町を舞台とした椋鳩十の代表作「大造じいさんとがん」が披露されました。
克灰袋を使ってがんの羽ばたく音を表現したり、がんとはやぶさの緊迫した戦いの様子を箏で表現したりと、朗読と音楽が融合した椋鳩十の世界に、来場者は引き込まれていました。
来場者
「本を読むのとは違って、音楽も朗読の声も聞いて涙がポロって出てしまうほど感動した」
「演奏も感動的で朗読の人も感情こもっていて、来てよかった」