ウクライナ情勢を巡り、石破首相は17日、イギリス・フランス・ドイツ主催で開催されたオンライン首脳会合に出席し、「アメリカによる積極的な関与は引き続き極めて重要だ」などと述べた。
「ウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合」は、日本時間の午後10時からイギリス・フランス・ドイツ政府の主催で開催され、石破首相も公邸からオンライン参加した。
石破首相は、「アメリカのトランプ大統領が、ロシアによる侵略の終結と公平かつ永続的な平和の実現に向けて、積極的に取り組んでいることを歓迎する」ことを伝え、「アメリカによる積極的な関与は引き続き極めて重要である」と述べた。
その上で、「主権と領土の一体性に関わる問題は極めて重要であり、ウクライナを含める形で議論されなければならない。ロシアが前向きに対応することを改めて強く求める」と訴えた。
そして、「侵略を終結に向かわせる上では、インド太平洋を含む世界の安全保障や国際秩序に禍根を残さないよう、各国と連携して対応していきたい」と述べた。
さらに、「日本は国際社会と連携したウクライナ支援を継続し、ウクライナやアメリカ、ヨーロッパ各国のパートナーと緊密に連携しつつ取り組んでいく」と強調した。
また、会合の冒頭で、議事進行を務めるフランスのマクロン大統領が、「関係国の連携の観点から、日本を含むヨーロッパ以外の各国が参加したことを歓迎する」趣旨の発言をした。
政府関係者によると、ヨーロッパ以外では、日本やカナダ、オーストラリアといった国が会合に参加。
日本政府の発表によると、会合では、ウクライナ情勢に関して、引き続き、公正かつ永続的な平和の実現に向けて、今後も緊密に連携して取り組んでいくことで一致した。
(※画像は内閣広報室提供)