子どもたちに鉱物に興味を持ってもらおうと、さまざまな特徴を持つ鉱物の魅力を紹介する企画展が松江市で開かれています。
緑色の渦巻き模様が美しく浮かぶのは「孔雀石」の表面です。
松江市の石をテーマにした博物館「来待ストーン」で開かれている企画展。
子どもたちに鉱物に興味を持ってもらおうと、夏休みに合わせて始まりました。
鉱物は、規則正しい配列の結晶からできていて、それぞれ特有の性質を持っています。
例えば「珪孔雀石」。独特の青緑色はクジャクの羽根の色にも見え、アクセサリーにも加工されます。
石膏の結晶は「砂漠のバラ」とも呼ばれます。
砂漠の中で、硫酸カルシウムを多く含むオアシスが干上がると、結晶がバラの花びらのような形になります。
子ども:
「楽しかった。緑の石がお気に入りです。光っているところがいっぱいあって綺麗だった」
会場には、夏休みの工作の宿題にも役立つようにと、来待石を使った時計やペンダントなど、ものづくりの体験コーナーのほか、正解するとプレゼントがもらえるクイズ企画もあり、訪れた子どもたちがさまざまな色や形の鉱物を観察し、問題に挑んでいました。
来待ストーン学芸員・古川寛子さん:
石が好きな子どもさんがたくさんらっしゃいますので、ぜひ来ていただいて、鉱物が大好きになるような石を探して頂きたいと思います。
この企画展は、松江市の来待ストーンで9月23日まで開かれています。