部下の仕事と家庭の両立を応援しながら、組織としての成果も上げる上司「イクボス」を企業や団体に取り入れてもらおうと、松江市で経営者や管理職を対象にしたセミナーが開かれました。
このセミナーは島根県が5年前から開いており、県内の約40の企業・団体の経営者や管理職など約50人が参加しました。
島根県・丸山知事:
行政は会社と違って県議会とか特殊な意思決定などあるので、難しいなと諦めていることが自分でもあったので、そういうのことを取っ払ってできることはないかと、常に考えていかなきゃいけない。
セミナーでは、自身も「イクボス」になることを宣言した島根県の丸山知事と、県内の企業・団体の管理職など4人が意見を交わし、管理職が「イクボス」になるためのヒントを探りました。
参加者:
「みなさんが心を一つに取り組んでおられるのが印象的だったので、そういう環境を目指して、自分の職場でも何かできることがあったらいいなと思いました」
「その企業とかその時期にあったことをタイミング良くやっていって、続けていくことが大事かなと思います」
島根県女性活躍推進課・樋口政弘課長補佐:
取り組みを少しでも自分の会社に持って帰っていただいて、社員を大事にするような企業が県内に広がっていけばいいかなと思っております。
県はこうしたセミナーを今後も開き、県内の企業・団体に「イクボス」が広がるよう後押しすることにしています。