小泉進次郎農林水産相は15日、フジテレビの「Liveニュース イット!」に出演し、自身が進めているコメ政策などについて詳しく説明した上で、石破政権をめぐる自民党内での政局について「今の日本の国内状況がどうであろうとやらなきゃいけないことがあるわけだから、私は今、それに専念をしたいと思っている」と述べ、石破政権の農水相として国民の求める課題の解決に全力であたる意向を強調した。
番組で小泉大臣は、石破政権がコメ増産に舵を切った背景などについて説明し、新米も含めたコメ価格の安定と、コメ農家が生産を持続できる農業政策に取り組む意向を強調した。
その上で、参院選を受けて石破首相の退陣を求める自民党内の動きや、次の首相候補として小泉氏に期待する声があがっていることについて問われ、「衆議院選挙も自民党が少数与党になり参議院選挙を経て参議院もそういう形にになり、その責任がないというわけにはいかないと思う。それは当然だ。一方、政治が選挙の結果どのようになっても、国民の皆さんが求めている課題解決をやらなければいけないことも変わりない」と指摘した。
小泉大臣はその上で「私は今、農水大臣として目の前のこのコメ政策、そして農業政策、これはスピード感を持って取り組まなければいけないと思っているので、今の政治状況の中でも毎日決断と実行の繰り返しだ」と述べた。
そして、先日の韓国訪問の際にも求めた日本産水産物の輸入規制の撤廃実現などを今後の課題に挙げ、「今のこの日本の国内状況がどうであろうとやらなきゃいけないことがあるわけですから、私は今、それに専念をしたいと思っている」と強調した。