県内の酒蔵で酒造りをする杜氏の講習会が開かれ、猛暑が続く今年の酒造りの対策などを共有しました。
この講習会は、県杜氏組合などが毎年開いていて、県内の酒蔵で働く杜氏70人以上が参加しました。
会では、酒税法や食品の衛生管理についての講習のほか、昨年度の酒造りについて振り返りました。
去年産の酒米は、穂が育つ時期に続いた高温の影響で、コメが白く濁ったり割れたりしていて、酒の発酵の進み具合が悪くなるなど、品質に影響が出たということで、それぞれの対策などが共有されました。
【佐賀県杜氏組合 原田慎吾会長】
「きょうの勉強会である程度しっかり勉強できたと思うので、多分来年の佐賀のお酒はまたさらに一段と美味しいお酒になっていると思います。」
また、主食用のコメの価格高騰で今後の酒米は原料価格が30パーセントから45パーセントの上昇が懸念されるとして、県酒造組合は、県に対し、酒造りへの緊急的な支援を求めています。