今回のテーマは「打ち水効果」です。
厳しい暑さが復活し、この先も厳しい残暑となりそうです。
打ち水をおこなうことで少しでも涼しくなっていただきたいですね。
【甲斐気象予報士】
打ち水効果とは水を地面に撒いた時に、水が蒸発することで、地面の熱や周囲の空気の熱を奪う効果のことをいいます。
また水を撒いた場所と撒いていない場所では気温差が生じてわずかながらに風が発生するんです。
微風程度ですが、家にいるとわずかな風でも涼しく感じられます。
ただ、やみくもに水をまくといいというわけではありません。
水を撒くときのポイントは朝や夕方など比較的涼しい時間帯にしましょう。
日中の気温が高い時に撒くのは逆効果になります。
一気に蒸発するため、かえって湿度だけが上がり蒸し暑くなります。
場所は日陰やベランダ、風通しのいい所にしましょう。
そのほうが水がゆっくりと蒸発しますので、効果が長持ちするからです。
またお水はお風呂の残ったのを使うとエコでいいかと思います。打ち水の効果を利用して、少しでも涼しくするようにしましょう。
【アナウンサー】
マンションでもベランダに撒くだけでも変わりそうですね。
【甲斐気象予報士】
また、天然の打ち水があります。午後の夕立ですね。
こちらは今年7月8日の気温をグラフに表したものです。
この日は朝から日差しが降り注ぎ、昼頃には気温が36度に達しました。ただ、午後3時ごろに夕立が発生して気温が8度くらい一気に下がりました。
【アナウンサー】
急な雨には気をつけたいですが、暑さを和らいでくれるのはありがたいですね。週末の天気はどうでしょう。
【甲斐気象予報士】
16日土曜日もよく晴れるでしょう。午後は天然の打ち水がありそうです。晴雨兼用の傘があるといいでしょう。
17日日曜日は土曜に比べると雲が多くなるでしょう。
ムシっとした暑さになりそうです。
月曜日以降は高気圧周辺部にあたるため、晴れ間が出るものの、変わりやすい空模様の日が続きそうです。
最高気温は、平年並みの日が多いでしょう。残暑が続きますので、夏バテしないように注意してください。