取材を受ける父親のひざの上で泣き叫ぶ3歳のオマル君。涙の訳は脇腹にくっきりと残る歯形。
カメラは一部始終を目撃していました。
この日、父親に抱っこされ大好きな馬に餌をあげていたオマル君。
悲劇が襲ったのは、父親が馬に手を伸ばそうとしたその時でした。
馬が突然、ガブリと父親からオマル君を奪い取ったのです。
すぐに助け出されたオマル君は、救急車で病院へ搬送。
幸いオマル君の健康状態に問題はないといいますが、父親は「馬が脇腹にかみつくと3メートルほど放り投げたんです。最悪です。うちの子は動物好きでしたが今はとても怖がっています」と話します。
親子で訪れた馬小屋。
近くの木には「馬に近づくのは危険。かみつきます!」という注意書きがありました。
オマル君にかみついた馬はというと、小屋から少し顔を出し、心なしか申し訳なさそうにこちらを見ています。
父親はかんだ馬の持ち主に対して「訴えることはしない」ということです。