夏休み真っただ中の親子が目撃したのは、普段はなかなか近づけない、岩を砕くための重機たち。工事現場の見学会です。
2024年に行われた見学会の倍率は50倍以上。
大人気のイベントなんです。
参加した子供は「迫力満点です!楽しかった」「普段は見られない高速道路の裏側を見られたので良かった」と話しました。
実は開催された場所は、ある特別な場所。
上信越自動車道にあるトンネルの真上です。
2017年から高さ70メートルの巨大な岩の掘削工事を開始し、周囲を囲んだ足場が“要塞のように見える”と話題となっているのです。
工事開始から約8年。
高さ70メートルだった巨大な岩は、どれくらいの大きさになっているのかというと…。
NEXCO東日本・山岸睦功さん:
現状高さ30メートルまで下がってきて、9割くらい掘削が完了している。
2024年6月と比べてみると、確かに巨大な要塞が低くなっており、隠れていた空が姿を現しています。
NEXCO東日本によりますと、工事が終わるのは2029年の予定。
掘削は9割完了していることから、参加者たちは、もしかしたらあと数回で見られなくなる貴重な体験となりました。