夏から秋にかけての干ばつや台風を避けるために栽培される早期米の収穫が、五島市で進んでいます。
五島市富江町の小川芳昭さん(73)方ではあわせて約100アールの水田に「なつほのか」と「コシヒカリ」を栽培しています。
3月に植えた苗が実り、7月31日から刈り取り作業を始めました。
小川さんは「今年の収量はやや少なくなりそうですが質はいい。昨今のコメ不足の影響か新米の注文も相次いでいる」と話しています。
諫早市では12日午前、早期米コシヒカリの初出荷式がありました。
JAいさはや県央によりますと、2025年の早期米は4月に田植えをし、前年並みの約42haで栽培されました。
KTN記者
「今年の早期米は粒の形、水分量などがよく、等級は1番上の1等となりました」
気になる夏場の雨不足ですが、早期米は影響を受けておらず、出荷量も前年並みの約180tを見込んでいます。
式ではとれたての新米を使ったおにぎりもふるまわれました。
「モチモチでおいしい」
「甘みがあってとてもおいしい生産者たちの努力だと思う」
生産者
「先日の大雨とかで(収穫の)時期がずれたので心配はしているが」
「収穫できたことはうれしい」
「米が高騰して、備蓄米が安くで出たりと、でも」
「品質を求め、お客さん第一で生産していきたい」
早期米の価格は米不足や資材高騰などの影響もあり、前年の早期米より3割ほど高い値で取り引きされているということです。