9日の平和祈念マッチには 福山雅治さんも登場! 試合はマテウスの2ゴールで劇的な逆転勝利でした。
被爆地・長崎のクラブとしてサッカーを通して平和を発信しようと取り組むV・ファーレン。
この日、ピーススタジアムには選手やスタッフの平和への想いを込めたキャンドルが展示され、高校生1万人署名の活動も行われました。
サポーター
「8月9日に試合があることもなかなかないと思うので、長崎、日本、世界にとっても大事な日になるんじゃないかなと思っています」
試合前には、サポーターが福山雅治さんの「クスノキ ー500年の風に吹かれてー」を合唱。
すると、その直後、福山さん本人がサプライズで登場しました!
福山雅治さん
「世の中はまだまだ戦争であるとか、さまざまな戦いがありますけども、こうやって、きょうこの日にサッカーというスポーツで存分に戦える、それが開催できるというこの一日が、いまこの瞬間こそが平和な一日だと、平和だと言えると思っております」
ピッチでは、キャプテンの山口蛍選手が平和宣言を読み上げました。
山口蛍選手
「長崎を最後の被爆地に。この揺るぎない誓いを胸に、私たちは歩み続けます」
~黙とう~
平和を願う一戦で勝利を届けたいV・ファーレンは、前半から攻め込みます。
しかし、前半18分、カウンターから先制を許します。
後半開始から交代カードを切り笠柳を投入すると、その笠柳がチャンスを作ります。
後半23分、笠柳のクロスにマテウスがボレーで同点ゴール!
後半アディショナルタイム、再びマテウスが魅せます。GKとの1対1を冷静に流し込み逆転!
長崎にとって特別な日の試合で劇的な逆転勝利を飾りました。
高木琢也監督
「8月9日という長崎にとっては忘れられない特別な日に平和記念マッチを開催できたことに特別な試合だと感じていた。本当に最後まで選手たちが頑張ってくれた。選手のみんなには県民を代表してありがとうと伝えた」
マテウスジェズス
「昨年も平和祈念の試合で1ゴール決めたんですけど、勝つことができなかったので、今年は2ゴール決めることができて、なお勝つことができた。僕はこの街が大好きなので、そういった意味でもその恩返しでもある。長崎を代表して全国に平和を届けられたらなと思っていたので良かった」
3試合ぶりの勝利で勝ち点3を積み上げ、4位浮上です。
次節は17日(日)、アウェーで6位の鳥栖と対戦します。
上位対決かつ、九州ダービー。次も熱い戦いになりそうです。