警察官や検察官を名乗るニセ電話の話の内容を信じ込み、山口県下関市の女性が指示通りに自宅前に現金を置いて現金計1885万円をだまし取られていたことがわかりました。

長府警察署によりますと7月8日、下関市の無職の女性(80代)方の固定電話に着信があり、通信事業者の社員を名乗る女が「あなたの携帯電話が使えなくなる」と話した後、警視庁の警察官のヤナギダを名乗る男や検察官のツルサキを名乗る男から「薬物事件の捜査であなた名義の携帯電話が契約されていることがわかった」「あなた名義の口座も作られており、事件のお金が入金されている」「あなたが持っている口座のお金を調査するので、お金を家の前に置いてほしい」などと言われました。

話の内容を信じた女性が7月23日と29日の2回にわたり自宅前に現金を置いたところ、計1885万円を何者かに持ち去られ、だまし取られたということです。

警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに、警察を名乗るものから「自宅にお金を保管してほしい。お金を調査するので渡してほしい」などの電話があった場合には家族に相談し警察にも通報するように注意を呼びかけています。

テレビ西日本
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