強い雨が降る中、秋篠宮妃紀子さまと、次女・佳子さまのお二人が、8月11日、広島市の平和記念公園を訪問されました。
紀子さまと佳子さまお二人で広島訪問
佳子さまは成年後初めての広島ご訪問。紀子さまと並んで、約35万人の犠牲者の名簿が納められた「原爆慰霊碑」に供花されました。

戦後80年の節目に、お二人そろってのご訪問。

取材した、フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員は、この供花について…。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員:
1本の傘でお互いを気遣いながら拝礼されるというのが、とても私の中では美しいシーンのように拝見しました。
1本の傘を交互に…母娘の絆
供花の際に、お互いに差し出された「1本の傘」。

最初に紀子さまが傘を閉じ、佳子さまに渡されます。

受け取った佳子さまは、拝礼し供花を行う母の後ろで傘を差されています。
今度は、その1本の傘が 紀子さまの手に渡り、

娘が濡れないように、傘を前に出し供花を見守っておられたのです。
平和の象徴「ハト」の折り紙
その後、お二人が向かわれたのは、市内にある原爆養護ホームです。

入居者が折り紙で作った平和の象徴の「ハト」を手にとり、翼を一緒に動かしながら笑顔を見せられる場面も。

佳子さまは、その折り方についての説明に興味深く耳をかたむけられていました。

戦後80年の今年、7月にはご一家で、都内で行われた原爆被害を伝える企画展を訪問。

「広島」への思いを寄せられていました。
そして今回は、広島へ「母と娘」、お二人でのご訪問でした。
ミュージカルご鑑賞 ハワイの子供たちと交流も
8月10日は、市内のホールで「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんの生涯を描いたミュージカルをご鑑賞。

終演後、出演したハワイの子供たちと交流されました。

今年、佳子さまは成年皇族として多くのご公務に励まれ、紀子さまも多忙の中、広島への2人旅が実現したことについて、橋本解説委員は…。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員:
紀子さまと佳子さまという、「母と娘」というなかなかないお二人の形でご訪問がかなったということです。
紀子さまは、母と娘の旅というものを大変楽しみにされていた部分もあります。
今回は戦後80年そして広島という場所ということに対して、お二人が寄り添おうという気持ちをお持ちだったと思います。
(「サン!シャイン」8月12日放送)