「ポスト石破」の有力候補として名前があがる小泉農水相が、3日間の韓国訪問を終えて11日夜、帰国しました。
自民党内で石破首相への退陣圧力が強まる中での韓国訪問となりましたが、小泉大臣は現地で「今は大臣の責務に専念したい」と述べ、精力的に外交日程をこなしました。
小泉大臣の韓国訪問はAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の会合への出席が目的でしたが、約7年ぶりとなる中国・韓国との農業大臣会合に臨んだほか、韓国の趙顕(チョヒョン)外相とも面会し、日本産水産物の輸入規制の撤廃を求めました。
小泉農水相:
(Q. 韓国の外相が日本の農水相に会ったのは異例?)そうですね。これをさらなる日韓の様々な農林水産業だけではない関係強化に努めていきたい。
訪問中にはコメ農家も視察するなど“コメ担当大臣”らしさを見せましたが、自民党内には首相就任への待望論が強くあります。
仮に総裁選挙の前倒しの実施が決まり、「ポスト石破」レースの火ぶたが切られることになれば、小泉大臣は再び首相のイスに挑むかの決断を迫られることになります。