11日は「山の日」。福島県福島市の浄土平は天候に恵まれなかったが、多くの登山客などでにぎわった。
磐梯吾妻スカイライン、渓谷が霧に包まれていた。標高1600メートルに位置する浄土平は、小雨が降っていたが、きょうは「山の日」。登山客など2700人余りが訪れた。
浄土平レストハウス・田口貴士さんは「1日に多い時ですと、3000人ぐらいのお客様がいらしていただいてます。今日はちょっと天気に恵まれていませんが、通常だと雲海が見られたりとか、夕焼けがきれいに見られたりする」と魅力を話していた。
山を登ってみると…。報告:安齋遥介記者「吾妻小富士の山頂付近まで登ってきました。風もかなり強いんですけれども、ここでしか見れない絶景も広がっています」 絶景を眺めたり、写真を撮ったり、思い思いの時間を過ごしていた。
訪れたカップルは「途中で綺麗に視界が開けたので来てよかった」「ガスってたから何も見えないかと思ったんですけど、よかったね」と話していた。また、別な人も「きのうからずっと雨だったんですけど、でも登ってきて、いい景色も見られてすごい良かった」と楽しんでいた。
平地よりも10度ほど気温が低いことから、来月中旬にも紅葉が色づき始める浄土平。まもなく秋の観光シーズンのピークを迎える。浄土平レストハウス・田口貴士さんは「特に晴れると一切経山を登っていただいた後に見える魔女の瞳が、すごく青が映えて綺麗に見られますので、皆さんも登ってみていただければと思います」と期待していた。