気象庁は午前5時に、鹿児島県 霧島市に大雨の特別警報を発表し、記者会見を実施し、「これまでに経験したことのないような大雨となっています。特に土砂災害警戒区域などにおいては何らかの災害が発生している可能性が極めて高く、警戒レベルは5に相当。命の危険が迫っています ただちに身の安全を確保してください」と警戒を呼びかけました。
気象庁は会見で、「今後、特別警報を発表する市町村が増える可能性がある」とした上で、「大切な人の命を守るためにも特別警報の発表を待つことなく避難情報にただちに従い身の安全を確保してほしい」と呼びかけました。
会見に同席した国土交通省は、「はん濫の危険度が高まっている河川がある」と強調しています。
大雨特別警報の出された鹿児島県霧島市は午前5時、市内全域の6万3139世帯12万2485人に「緊急安全確保」を出しました。これは、5段階の警戒レベルのうち最も高い「レベル5」の情報です。
現在警戒レベル4相当となっているのは、鹿児島県 霧島市を流れる天降川水系の天降川、天降川水系手篭川、鹿児島県姶良市を流れる網掛川水系網掛川、別府川水系別府川です。
気象庁は、「鹿児島県霧島市においては 身の安全を直ちに確保してほしい」「周辺の地域でも危険度が高い。厳重な警戒を続けてもらいたい」「雨が弱まったとしても 時間が経ってから 川の水位が上昇するなど、 災害の危険度が高い状態は続く」と指摘しました。