スポーツパーク構想でゆれる宮城県大郷町で、元町議会議長の石川良彦氏が、8月行われる町長選挙に立候補することを表明しました。スポーツパーク構想について、ゼロベースで考えたいとしています。
石川良彦氏は、大郷町出身の73歳。1999年の町議会議員選挙で初当選し、2015年からは議長を務めていました。
今回の選挙戦では、町内の農地にサッカー場などをつくり交流人口の拡大を図るスポーツパーク構想の是非が、主な争点になるとみられています。
石川氏は、この構想について、町の財政負担や採算性などの議論が足りていないとして、ゼロベースで考えたいとしています。
石川良彦氏
「白紙撤回とか、現計画をそのまま推進するということについて、ゼロベースから考えたい」
町長選挙をめぐっては、スポーツパーク構想で推進の立場をとる現職の田中学町長が、7月、立候補を表明しています。
任期満了に伴う大郷町長選挙は8月26日に告示され、31日に投開票が行われます。